喉の性感染症とは
性感染症は、性行為などを通じて起こる感染症です。性器だけではなく、咽頭(のど)に感染することもあります。
喉の性感染症としては、主に下記が挙げられます。
- 咽頭クラミジア
- 咽頭淋病(淋菌感染症)
- 梅毒
- 咽頭ヘルペス
- HIV
など、さまざまな種類があります。
これらの感染症は自然に治癒することはありません。早期に発見して適切な治療を受けることが大切です。また、性感染症を防ぐために、適切な避妊具の使用等、パートナーと一緒に感染予防対策を心がけましょう。
喉の性感染症の症状
症状としては、のどの痛み、腫れ、咳、発熱などの風邪のような症状が一般的です。初期症状として、のどに明らかな変化は見られません。悪化した際に出る症状としては、のどの腫れや痛みなど、風邪と勘違いしやすい症状が出ます。
中でも咽頭クラミジアは症状があまり出ないため、多くの人が気づかずに症状が悪化したり、他の人に感染してしまったりすることがあります。潜伏期間は各感染症によって異なりますが、数日から数週間程度です。
風邪と勘違いして放置したり、風邪薬を飲んでいたりすると、性感染症と気づかずに放置してしまいがちです。次第に症状が悪化し、咽頭炎や扁桃腺炎などの病気を発症することがあります。
いつもと様子が何か違うなと感じたり、症状が長引いたりしている方は、一度当院へご相談ください。
喉の性感染症の検査・治療
のどを綿棒で拭取り、淋菌やクラミジアの検査を行います。(保険診療に対応しています。)
ガイドラインに準じた抗生物質の内服あるいは点滴治療を行います。
※ 治療後、おおむね2-4週間程度で、改めて検査し、陰性を確認します。
梅毒やHIVに関しては、保険診療内での検査を行ってはおりません。仙台市でも行政主導での検査を行っているときもありますので、検査にご興味のある方はそちらもご確認ください。