花粉症の治療と対策

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仙台市の花粉飛散開始情報|2023年

仙台駅周辺・宮城野区で花粉症治療は当院へ

ピークを迎える前に、早めの対策を

2023年春、全国各地のスギやヒノキの花粉飛散量は、過去10年の平均値よりも多くなる見込みです。東北南部から関東方面にかけては、昨年春の2倍から3倍になると予想されています。

昨年末の後半から年明けにかけて、東日本は寒気の影響を受けて例年よりも気温が低くなったようです。1月下旬からは2月上旬の気温も、例年より低くなることが予想されていますが、飛散開始時期が早まったり、遅れるほどの影響はないと予測されています。

早速、2月上旬から西日本を中心に花粉シーズンが始まる見込みです。
飛散開始を迎える前の段階でも、気温が上昇すると徐々に花粉が飛散する可能性があるということを理解し、花粉症の方は対策を万全にしておきましょう。

花粉の飛散時期のピークは3月上旬~中旬|2023年

各地域によって前後する可能性はありますが、例年通りと予想されている2023年の花粉飛散のピークは、3月上旬~中旬と考えられます。

仙台駅北口耳鼻咽喉科では、2月中旬ごろからの早めの対策をオススメしています。
例年、花粉症の症状に悩まされている方、事前に対策をしておきたいという方は、当院へご相談ください。

花粉症の治療をはじめ、飛散時期に合わせた予防・対策をご案内させていただきます。

花粉症の症状

花粉症に代表されるように、特定の物質(アレルゲン)に対して、私たちの体はアレルギー反応を起こすことがあります。

ご相談の多い症状

くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみなど

さまざまな症状を引き起こします。

アレルギー性鼻炎

アレルギー性鼻炎は、鼻粘膜に外部から侵入したアレルゲンが免疫反応を引き起こし、鼻水・鼻づまり・くしゃみなどの不快な症状が現れる疾患です。

アレルギー性鼻炎の種類
  • 一年中症状が出る「通年性アレルギー性鼻炎」
  • ある時期だけ症状が強くなる「季節性アレルギー性鼻炎」

以上の二つに、大きく分類されます。

耳鼻科に通院されている患者さんの中でも、このアレルギー性鼻炎でお悩みの方はとても多く、季節性アレルギー性鼻炎の代表格となるのが、この花粉症です。

アレルギーの原因物質

春花粉・夏花粉・秋花粉

アレルギーの原因は様々で、通年性のもの(ダニやハウスダスト、イヌやネコなどのペット)から、季節性のもの、温度変化(寒暖差)に伴うもの(血管運動性鼻炎)などがあります。

花粉症のアレルギー物質

スギやヒノキなどの春の花粉のほか、イネ科などの夏の花粉、ブタクサやヨモギなどの秋の花粉などさまざまな花粉があげらレます。

特殊な花粉症として、ハンノキやシラカバの花粉症があります。この場合、果物に対して「口腔アレルギー症候群」(口やのどがひりひりする、はれるなど)をおこすことがあります。ひどいときには呼吸がしにくくなるほどのアナフィラキシー症状が出現することがあります。

ハンノキやシラカバは東北北部から北海道に生息するため、問診で出身地を確認することがあります。

原因物質(アレルゲン)をきちんと知りたい場合には、血液検査で抗体を測定して確認します。通常結果が判明するまで1週間前後かかります。

※ 小学生以下のこどもさんは小児科での採血をお願いしております。

花粉症は何科を受診したら良い?

鼻水・鼻づまり・くしゃみは、耳鼻咽喉科へお任せください

耳鼻咽喉科では、鼻(鼻腔、副鼻腔)をはじめ、耳・のど(咽頭、喉喉頭)、そして意外に思われるかもしれませんが、口(口腔、舌)、首(頸部、甲状腺、副甲状腺)、気管・食道の病気や機能異常まで、幅広く診療します。

くしゃみ、鼻水、鼻づまりなど、鼻炎の症状が特に気になる場合は、耳鼻咽喉科の受診をお勧めします。

目の症状が著しい花粉症

アレルギーの影響を受けて起こる目の病気の代表としてあげられるのが「アレルギー性結膜炎」です。花粉症でも、目のかゆみ、充血、流涙、目やに、まぶたの腫れなど、目にはさまざまな症状が起こります。

花粉症によって起こる目の症状が著しい場合は、眼科医に相談することが有効です。しかし、ほとんどの方が、鼻(鼻腔、副鼻腔)に症状が出ている場合が多いため、まずは耳鼻咽喉科へご相談していただいて問題ありません。

花粉症であることがはっきりすれば、目のかゆみについても対応可能です。

お子さんの花粉症

当院のような耳鼻咽喉科でも、お子さんの花粉症の診断・治療はできますので、お気軽にご相談ください。一方で、長く通っている「かかりつけの小児科」がある場合は、小さい頃からのお子さんの体を理解しているため、スムーズに診療してもらえると考えます。

花粉症の治療

軽度の花粉症から重度の花粉症まで幅広く診療

当院で行う花粉症の治療にはいくつかのステージがあります。

  1. 内服治療
  2. 外用治療(点鼻薬や点眼薬、うがい、鼻洗浄、眼洗浄)
  3. 舌下免疫療法(スギ花粉アレルギーとダニアレルギーのみ)
  4. 日帰り手術(レーザー治療;局所麻酔下両側下鼻甲介粘膜焼灼術)

大きく分けて以上の4つです。

内服薬

花粉症の薬は、症状が現れる前(花粉の飛散開始の2週間ほど前)から服用を開始する初期療法が有効とされています。

抗アレルギー薬を処方しますが、眠気が少ない(運転可能)薬から、多少眠気があっても効果が強い薬、鼻づまりにより効果的な薬など症状やニーズに合わせて相談します。

飛散量がピークを迎える時期にだけステロイド薬を併用することもあります。

外用治療
基本的な対策

マスクやメガネ、ゴーグルなどでアレルゲンを鼻や目の粘膜に触れさせないことですが、鼻や目や口に付着したアレルゲンを洗い流すこと、そして点鼻や点眼での薬液治療を行います。

点鼻薬

主流はステロイド薬の点鼻です。喘息に対するステロイド吸入と同じく、内服薬に比べて即効性の高さや局所的な効果を期待でき、副作用も生じにくいとされています。

点眼薬

当院では防腐剤を含まない抗アレルギー薬の点眼をお勧めしています。どうしても目のかゆみが強いときには、ステロイド薬の点眼も検討しますが、眼圧上昇の危険性も指摘されていますので、注意点を指導の下で相談しましょう。

舌下免疫療法

スギ花粉症やダニアレルギー性鼻炎の治療として「アレルゲン免疫療法」とよばれる治療法があります。

現代では、舌の下に直接薬を投与する「舌下免疫療法」が主流となっています。スギ花粉症やダニアレルギー性鼻炎の診断がついた方は、この舌下免疫療法による治療が可能です。

日帰り手術
下甲介粘膜焼灼術(かびこうかいねんまくしょうしゃくじゅつ)とは

アレルギー性炎症を生じている粘膜組織を炭酸ガスレーザーによって焼灼する治療です。

粘膜組織を焦がすことによって、その後のハウスダストや花粉で生じるアレルギー反応を抑えることが期待されます。鼻症状には一定の効果がありますが、目の症状には効果はありません。

長所は、日帰り局所麻酔で処置可能であり、出血が少ないことです。短所は、メスによる手術より効果が限定的で、数年ごとに再度処置が必要になることがあります。

院長も過去に3回ほど鼻レーザー治療をうけております。特に鼻づまりがひどく、両鼻がつまると睡眠中断も起こすほどであったためです。レーザー3回目後、5年経過しますが、鼻症状とくに鼻づまりは改善しています。目のかゆみは残りますので点眼薬は使用しています。

花粉予報を参考に、飛散が多そうな日には、ときどき抗アレルギー薬と点鼻薬も併用することで、シーズンを乗り切っております。

※鼻粘膜が炎症をおこしている花粉症シーズン中はおすすめできません。当院では花粉症シーズンオフとなる時期の手術が推奨しております。

 

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